入力者より日本語の発音の注釈

 単純ですが以下の一般的な規則は日本語をよく知らない読者が十分に日本語の発音に近くなる助けとなるでしょう。
 日本語には五つの母音があります:あa(fAtherのAのように・いi(machIneのIのように)・うu(fOOlのOのように・えe(fEllowのEのように)・おo(mOleのOのように、ある母音はいくつかの状況ではほとんど発声しません。 この現象は目的に近づくためには無視して構いません。
 子音については「r」を除けば大体において英語の発音と一致します。「r」の発音はどちらかといえば「r」と「l」の中間にあります(これはなぜか日本人が英語の「r」と「l」を判断する時によく問題をおこします)。「f」 と「h」についても同じ事が言えます。
 「怪談」の英字「KWAIDAN」は日本語の少し古い発音「くゎいだん」を元にしています。ハーンが日本に来た頃にはこの本来の発音はまだ一般的に使われていました。現在ではこの言葉の日本での発音は「かいだん」となっています。
 本文の中にはたくさんの括弧があります。ハーンは本書でしばしばそれを使いました。それらは入力者による省略の意味ではありません。
 著者本人の注釈は角括弧[]の中にあります。入力者による物は丸括弧()の中に有ります。オリジナルの発音記号はこのデジタル版には存在しません(訳注:このウェブ版には存在します)。
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